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○東方天空璋 ~ Hidden Star in Four Seasons.

 あとがきとキャラ設定

                 上海アリス幻樂団長 ZUN
                        2017/08/11
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■1.あとがき
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 どうも、ZUNです。
 今回は特にギリギリです。
 私事ですがマスター直前の7月26日に、僕の祖母が永眠しました。
 最後までしっかりとして、95歳の大往生でした。
 お通夜と葬式の為、長野の実家まで帰ってたため、とてもじゃないけど
このゲームは、夏コミには間に合わないだろうと思いました。

 しかし、印刷所のポプルスさんに相談したところ、〆切りを一日なら何と
か待てると言う事で、これで落とすわけには行かないと、何とか完成まで漕
ぎ着けた所です。一番の繁忙期だというのに、ポプルスさんに負担を掛けて
非常に申し訳ないです。

 ただ、二日分作業が出来なかったのに対し、〆切りは一日しか伸びてない
ので、その為、一日分作業を圧縮しているので、このテキストを書く余裕が
少ししかありません。

 なので簡単に感謝の言葉だけを書いておきたいと思います。

 自分が生まれたときにすでに祖父は他界していて、両親は働いていたので
小さいときから祖母に育てられてきました。祖母は両親よりも厳しく、その
目をかいくぐってファミコンを遊ぶのは大変でした(笑)
 見つかりそうになってドキドキしながら貴重な時間でゲームを遊ぶ。そん
な経験が、今でも活きていると思っています。真剣にゲームと向き合う事は
そんな環境から学んだものです。
 他にも戦争の話、満州に行っていた時代の話など、今では貴重で、自分に
とって、歴史とは地続きの現代であると思うようになった理由の一つです。
 ここまで育ててくれた事を感謝します。有難うございました。



 ゲームの方は今までに無い程、キャラクターを強く押す構成にしてみました。
まあ、東方らしい展開になって満足してます。
 それぞれの四季が主人公四人とゆるーく対応しています。
 最後の方は東方には珍しい、無駄に熱い展開になっていてそれぞれのキャラ
達も気に入っています。
 ストーリーは難解な所もありますが、その分ゲームの難易度を手頃にしてい
ますので安心です。


  ZUN(息子が箱根登山鉄道に乗りたいと言っているので箱根に行きたい)


 **以下にエンディング後に関わるネタバレがありますのでご注意**

               ↓




























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■2.エキストラストーリー
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 隠岐奈との戦闘は、気が付いたら終わっていた。
 自分の季節装備を奪われた後の記憶が曖昧である。

 隠岐奈が逃げたと認識しているが、どうもその時の記憶が無い。
 もしかして逃げだしたのは自分の方だったのでは無いか。

 武器を奪われて、手も足も出なくなったのは自分では無かったか。
 罠に嵌められて、不思議な扉から出てきたのは自分では無かったか。


 その答えは、再び背中の扉に入らないと判りそうも無かった。

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■3.キャラ設定
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◇プレイヤーキャラサイド
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 ○春の陽に暢気な巫女
  博麗 霊夢(はくれい れいむ)
  Hakurei Reimu

  種族:人間
  能力:主に空を飛ぶ程度の能力

  毎度お馴染みの巫女さん。博麗神社の巫女さん。

  正直言って、神社に桜が咲いていても困らないし、
  今までも異常気象はよくあったので大して問題だと思っていない。
  その慢心から異変の本質を見誤ってしまう。

 ○極寒に震える魔法使い
  霧雨 魔理沙(きりさめ まりさ)
  Kirisame Marisa

  種族:人間
  能力:魔法を使う程度の能力

  幻想郷に住む、普通な魔法使い。蒐集癖を持つ。

  直接的な害の無い異変なので、何処から手を付けて良いのか途方に暮れている。
  本格的に調査しようと思う前に、興奮している妖精達に巻き込まれるように
  戦闘が始まった。

 ○溶けない炎天下の氷精
  チルノ
  Cirno

  種族:妖精
  能力:氷を操る程度の能力

  湖近辺でたむろする氷の妖精。

  何故か真夏の暑さにもやられない力を手に入れ、精神的無敵状態に陥っている。
  特に異変が起きているとは思っていないのだが、気が大きくなっているうちに
  世界を旅してみたくなった。ただそれだけだった。

 ○紅葉を散らす天狗
  射命丸 文
  Shameimaru Aya

  種族:天狗
  能力:風を操る程度の能力

  天狗の新聞記者。

  あちこちを取材しているので、いち早く気候の異常に気が付いた。
  ただの冷夏や猛暑ではないが、全てにおいて原因が隠されている。
  その異常さに人為的なものを見たが、果たしてその勘は当たっているのだろうか。

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◇敵キャラサイド
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 ○1面ボス  神に近づく蝶の妖精
  エタニティラルバ
  Eternity Larva

  種族:妖精
  能力:鱗粉をまき散らす程度の能力

  アゲハ蝶の妖精。
  といっても成虫だけでは無く、幼虫やサナギも含めての言わば
  昆虫の成長と再生と変態の妖精である。

  チルノと同じく、何らかの力でいつもより力を持っている。言わば暴走状態である。
  妖精はそもそも異変時には暴走するものである。
  普段の性格は極めて温厚で、何処かで戦闘があってもパワーアップアイテムを数個
  持参して遊びに行く程度である。

  危険を察知すると、触角から弾幕と臭い匂いを出すらしい。

 ○2面ボス  浮世の関を超える山姥

  坂田 ネムノ
  Sakata Nemuno

  種族:山姥
  能力:聖域を作る程度の能力

  妖怪の山の中に住む妖怪。
  山姥は集団、組織を持たず、単独行動を好む種族である。
  同種族同士でも交流を持つことは殆ど無い一方で、他種族とは交流することもある。
  だが、あくまでもビジネスライクな交流である。

  組織を好む天狗とは相容れず、種族間で不可侵条約を結んで、それぞれ独自に
  生活しているようだ。
  里では一般的に山に入って行方不明になった場合、山姥に何らかの形で処理されたと
  思われているが、実際には大人の場合は脅して送り返し、子供の場合は保護して
  立派な人間へと育て上げることが多いようだ。その理由は判らない。

  彼女自身も世間に興味が無く、幻想郷の中では未開で情報も殆ど無い。

 ○3面ボス  神仏に心酔する守護神獣
  高麗野 あうん
  Komano Aunn

  種族:狛犬
  能力:神仏を見つけ出す程度の能力

  狛犬。一人で、獅子と狛犬の二つの性質を持つ。

  博麗神社、守矢神社、命蓮寺、こういった人間の信仰を集めそうな場所を
  見つけては居候して、勝手に守護をする。
  普段は姿を見せずに、敵意のあるものが現れたときだけその力を発現すると
  いうのだが、結局そんなに強くは無いのでよく負ける。

  神社の桜が綺麗だったので、博麗神社で花見をしていたところ今回の騒動が始まった。
  お酒を呑んで見過ごすつもりだったのだが、何故か矢面に立って戦いへと発展してしまう。

  巫女と戦うと言うのは彼女にとっては不本意な戦闘であるが、何故か楽しかった。

  自分の心の中に何か底知れぬ霊力を見いだし、背中に冷たいものが流れるのを感じた。
  幻想郷には、何が何処に、までは判らないが、意図的に重大なものが隠されていると悟ったのだ。

 ○4面ボス  森で垂迹した魔法地蔵
  矢田寺 成美
  Yatadera Narumi

  種族:魔法使い(地蔵)
  能力:魔法を使う程度の能力(生命操作)


  元々魔法の森にあったお地蔵さんが、森の魔力で命を得た生命体である。
  魔法の森が季節外れの雪に悩まされていたが、元々出不精なので森を出て調査する気は無かった。

  魔法の森には存在その物を変容させる魔力がある。
  地蔵と言っても、地蔵菩薩本体ではなく、元々はお地蔵さん、つまり石像である。
  元々は石像が生命を得たものなので、ゴーレムのような存在である。

  魔力には敏感で、自分の背中の方から異常な魔力が湧き出ていることに気付いていた。
  だが、それは四季異変の影響だろうと思っていたが、それ自体が異変を起こしていたとは
  全く気が付かなかった。

  魔理沙から隠岐奈の話を聞いて、秘策を思いつき、魔理沙に託したのは彼女である。

 ○5面ボス  危険すぎるバックダンサーズ
  爾子田 里乃
  Nishida Satono

  丁礼田 舞
  Teireida Mai

  種族:人間(?)
  能力:後ろで踊る事で精神力を引き出す程度の能力(里乃)
  能力:後ろで踊る事で生命力を引き出す程度の能力(舞)


  あらゆるものの潜在能力を引き出すための二人。隠岐奈の部下である。
  彼女達は元は普通の人間の子供だが、隠岐奈の魔力により人間では無くなっている。
  人間だった頃の記憶は殆ど無く、楽しく踊り狂っている。

  しかし、性格は人間だった頃のままで、舞はおっちょこちょいだが行動力がある。
  里乃は慎重で、やや自信過剰な節がある。


  彼女達の踊りは、人を楽しませる為の物では無く、常軌を逸したものである。
  全ては隠岐奈の為に踊り、隠岐奈の為に行動する。

  今回の背中の扉は、自分の後継者を探すためだと言う事を二人は知らない。
  自分の仲間を増やすためとしか聞いていないのだ。

  もし、本当のことを聞いていたらどう行動しただろうか。
  それでも何も変わらないだろう。
  隠岐奈の言う事に逆らうこと等考えられないからだ。

  手足となり働く二人だが、二人の能力もまた、隠岐奈の能力の一つに過ぎない。

 ○6面ボス  究極の絶対秘神
  摩多羅 隠岐奈
  Matara Okina

  種族:秘神
  能力:あらゆるものの背中に扉を作る程度の能力


  万物の背中に潜む秘神。
  表の顔は、地母神、能楽の神、星の神、養蚕の神、障碍の神、被差別民の神、等多岐にわたる。

  本当の正体は誰も知らない。
  その正体を見てはいけない、聞いてはいけない、語ってはいけない、究極の秘神である。

  しかし、秘神とはいえ隠れている訳では無い。
  時として大々的に表に出てきて、存在を誇示するのである。

  今回の目的は、里乃と舞の後継者を探すためと言っているが、後継者など、見つから
  なければそのまま二人にやらせれば良いのだ。

  本当の目的は目立つことである。
  目立って、幻想郷の人間、妖怪、そして賢者達の記憶に刻み込むのである。
  後継者は見つからなかったようだが、そちらの目的は達成されたように見える。


  そして彼女は今の幻想郷を作った賢者の一人でもある。
  幻想郷を外の世界から守り、その何処にでも移動出来て、気付かないうちに生命力も
  精神力もコントロールしてしまう不思議な能力で、幻想郷のバランスを取る役目を
  負っている。
  普段の雑用は手足となる二童子(里乃と舞)に任せている。


  ぞんざいに扱うものには容赦無く、うやうやしく扱ってくれるものには恩恵を授ける。
  敵にすると恐ろしく、味方にすると頼もしい典型的な神様である。


 ○エキストラボス  究極の絶対秘神
  摩多羅 隠岐奈
  Matara Okina

  背中の季節は彼女の用意した罠であった。
  主人公は隠岐奈の用意した季節の罠を逆に利用して再戦に挑む。

  その事態に、季節の魔力で追い返すことは諦め、究極の秘神は真の正体を現した。
  それはまさに表の顔のままの、混沌とした神の姿の集合体であった。

  そういえば、秘神ではあるが彼女は隠れているわけでは無いのだ。
  最初から、全てを見せている秘神なのだ。