あとがき  初めてかもしれない、ZUNです。神主だけで構成されたバンドやってます。勿 論嘘です。博麗神社で細々と神主やってます。  今回ひょんな事からこの様な音楽CDを出す事となりました。って既に3枚目ですね。 いやはや、色々と気持ちの悪いCDです。さあ指をクロスさせてえんがちょを。  さてさて今回も、幅広く色んな過去作品から選曲してみました。でも基本的にSTGの 曲が多いので、疲れるくらいに激しいです。単体で聴くもんじゃないねって曲ばっか…… 聴くもんじゃないですよ?だから別のストーリー(意味)を与えてあるわけですし。 ゲーム中はゲームのストーリーを与えられていますからね。世の中はバランスですよ。  一曲目の『童祭』は先日行われたトークイベントでの、私の入場テーマだったんです よね。色んなキャラのテーマを書いてきましたが、自分がテーマだともの凄くやりにく いですね。こっぱずかしくて。  実はこの曲は歌詞付きだったりします。って曲のコメントが歌詞になっていますが。 交互に夢と現を行き来する歌、果たして何が真実なのやら。  で、秘封倶楽部の二人はどこに行ってしまうのか不安でなりませんが……  そうそう文中のメリーと蓮子の二人は、秘封倶楽部という謎のサークルを結成して、 あれやこれ等、オカルトな活動を行っています。詳しい事は一切語られていないのです が、科学が進化すると天然の筍が食べられなくなるのでしょうか? 可哀想に。  でも、鴇の味噌汁は飲めるのかもしれない。合成で。  そう考えるとなんて未来は夢で溢れているんだろう。  外は何かと物騒で満足に遊べない、家の中ではネットの向こうの他人の感情を想像 しないといけない(これは大人でも難しい)し、間違ったことを正してくれる大人も 居ない。たまに叱るとすぐにキレる。今のネットでは子供には厳し過ぎてとてもまと もな人と付き合う能力を育めないのかも知れない。  ですが、子供達の心がどんどんと狭くなる一方のこの国でも、もしかしたら街に子 供達の笑顔が溢れる日も来るのかもしれないですね。合成で。 上海アリス幻樂団 ZUN(筍好き)